一般には外部からの刺激に対する感じ方(感覚)の異常(障害)を「しびれ」と呼びます(一部には麻痺や筋硬直状態等の運動障害・四肢先端部循環障害を表現する場合もありますが、多くは一般感覚の表在感覚・深部感覚の感覚障害によるものです)。
身体各部分の感覚(皮膚や粘膜からの感覚情報は、感覚受容器 → 感覚神経(末梢~視床までで3段階のニューロン(神経細胞)の変換を施行、なお顔面部担当神経は三叉神経、脳内では神経交叉(左右の感覚神経走行の入れ替え)を施行) → (反対側の)大脳表面(頭頂葉感覚中枢)で感覚認知を処理しています。
この経路内での種々の異常により「しびれ」をきたします。
一般感覚
特殊感覚
複合感覚
障害の内容・程度・表現用語
診療で留意・注意したい点
比較的よく目にする各種疾患
「しびれ」愁訴の部位での実際の感覚障害(範囲・内容・程度)・腱反射を確認し、障害レベルを想定します。